結婚式はベルセバで

今でも心に残る音楽。いつの日か迎えたい結婚式では何を流そうか、その選択のために書いています。

Oasisというバンド

Oasisというバンドは、実に様々な評価をされている。美しいメロディへの素直な賛美、ロックスターとして君臨するリアムの立ち振舞いへの憧憬、アンディのいぶし銀の輝きへの支持、等々。その一方で、The Beatlesの二番煎じと言った声もあれば、洋楽の世界への入口でしかないと言う人もいる。時代の遺物として扱う人すらいる。

これらはきっと全て当たっている。陳腐な言い方ではあるが、好き嫌いなんて人それぞれだ。それはThe Libertinesだってそうだし、Blurだって同じだろう。The Beatlesですら先代の音楽の模倣だと言う人だっているくらいなのだから。

ただ、音楽好きを自称する人の中で、一番好きなバンドとしてOasisの名前を挙げる人がほとんどいないということは確かなことのように思える。私は出会ったことがない。そして私自身もその一人である。

以前の記事でも書いている通り、私の音楽との出会いはOasisである。その出会いによって、私の価値観は大きく変わった。その結果、人生そのものも大きな影響を受けているだろう。しかし、彼らがいつだって私の中で世界最高のバンドであったかと言われれば、そんなことはない。正直な話、彼らの音楽をここ数年聴いてもいない。でも、彼らは特別なのだ。誰がOasisを貶そうとも、例え自分自身がより上質だと感じる音楽に出会おうとも、それが揺らぐことはない。