結婚式はベルセバで

今でも心に残る音楽。いつの日か迎えたい結婚式では何を流そうか、その選択のために書いています。

衝撃のスタジアムロック Oasis "Don't Look Back in Anger (前)

私は元々音楽が好きであった訳ではない。中学生の時まで、歌うことも、楽器を演奏することも上手くできた試しはないし、何よりも楽しいと思って音楽に接したことがなかった。ひねくれた性格も相まって、テレビの音楽番組にも懐疑的な態度を取っていた。

高校生になって、私はサッカーを観るためにスタジアムへ通うようになる。コンクリート剥出しの巨大な建造物。芝生の緑。風にそよぐゴールネット。テレビで観るよりも現実感があって、それと同時にワクワクしたものだった。そこで行われる試合はいつもいつも素晴らしいと言うわけではなかったけれど、スタジアムから足が遠退くことはなかった。

そこには、いつも音楽が流れていた。テレビから聴こえてくるものとは違う、私の出会ったことのなかった音楽たちが。

これが私の音楽との出会いだ。あの頃に出会った音楽は、YouTubeの普及にも助けられ、貪るように聴いた。来る日も来る日も、遠いヨーロッパ、サッカーの本場の音楽を聴いて、どうしてこんなに素晴らしいものに自分は出会ってこなかったのだろうと悦に浸った。今になって思えば恥ずかしいけれど、当時の私はイギリス人にでもなった気分でいた。

大学生になってからは日本の音楽もたくさん聴くようになったのだが、当時の私にはイギリス、それも、イングランドの音楽しか聴こえなかった。中でも特別な一曲の思い出と共にこの拙いブログを始めたい。

So, Sally can wait ......

この合唱があまりに有名なOasisのDon't Look back in anger。まともに音楽を聴いたことのなかった私にとって、衝撃としか言いようがない一曲だった。

自分語りが長くなってしまったので、初回はこれで終わります。この曲の思い出についてはまた後日。